第23章 ご城下らぷそでぃ【S×O】

無我夢中で、さとを突き上げる。

それに合わせていつもより少し高い声で喘ぐさとは、もう襖の向こうのことなど、忘れているやもしれぬ。

突き上げる度に上へ逃げていく身体を引き戻し、何度も中を穿った。


……熱くて、きつくて…

おなごのそれよりも数倍の強さで私を包むさとのからは、丁子油がぐちゅりと卑猥な音を立てている。

「…あ、あっ…ん、ん、んっ…」

揺さぶるとさとはなんとも言えぬ可愛らしい……それでいて、甘く淫らな声で鳴いた。

「…さと、よい、のか？…」
「…んぁ。あぁ、あ…」
「さと。どんな、気持、ちだ？」
「…翔さま…もっと突いて…ください…気持ち、よくて…ああっ…死にそう…」
「死ぬな…おまえは、一生、私の側で、生きてゆくのだ…よいな？」

「…はい、ずっとお側に……あ、あ、翔さま、翔さま…おかしくなるっ…」
「…なれ、見せてくれ、さとの、狂い咲く様を…」


激しく強く、さとの最奥を穿ちながら、再び勃ち上がった竿を扱いた。


「…あぁ、だめっ…あ、あぁ…もっと、もっと欲し…い…やああああっ///」


さとの尖端から、熱い飛沫が飛んだ。

搾り取るようにきつさを増したそこのせいで、私もさとを追って、中に何度も精汁を放った。


「……さと…」
「…翔、さま…」
「気持ちよかったか？」
「…はい…とても…」
「おかしゅうなったか？」
「…ええ、目の前が、一瞬、真っ白に…」


薄桃色に身体を染めたさとを、しっかりと抱き留めた…

折れそうなほどに、強く…強く。


襖の向こうで、微かな人の気配を感じた。

私も、途中からその存在を忘れておった。

それほどに、今宵のさととの寝屋は激しかった。


「…さと、そなただけを愛しておるぞ」

そう言うと、さとは笑った。


……笑いながら、泣いた。