第23章 ご城下らぷそでぃ【S×O】
脚の間にある茎をそっと握ると、さとは驚いたように私を見た。
「…さと、乳首を弄っただけで、感じているのか?」
「…あぁぁ…言わないでくださいまし…恥ずかしくて…消えてしまいたい…」
そう言ったさとは、また真珠の涙を溢した。
男が、このような場所を触られて鳴くとは…
おなごと変わらないのだな…
「恥ずかしがることはない…」
仁王立ちし、さとの目の前でするすると褌を解いていくと、さとのものよりも硬く、反り返る己自身が現れた。
「………」
「さと…そなたの声や、恥ずかしがる仕草に、逸る気持ちを押さえきれなくなっている…」
そう言ってさとの背中に手を回し、白き身体を起こし見つめ合うた。
「……翔、さま…」
きらきらと輝く瞳には私が映っている…
私だけが…
それだけで、胸が苦しい
こんな気持ちを初めて知った。
「さと…私に、触ってはくれぬか?」
嫌がられるかもしれないと分かっていても、願わずにはいられない…
それほど私は、自分の溢れ出す情念を抑えることが出来ないのだ。
するとさとは、震える手を伸ばし、恥ずかしいほどに反り返った私自身をそっと包み込むように握った。
「…こうで、ございますか?」
「そうだ…ああ、気持ちが良い…」
ぎゅっと目を瞑り天を仰いだそのとき、さとがゆるゆると上下に手を動かし始めた。
「さと…」
「……しょう様の…とても、熱い…」
しばし、さとの物足りない優しき手淫を全身で感じていたが、それももう限界だった。
……さとが…欲しい…
…さとと、一つになりたい…