• テキストサイズ

夜空に煌めく星たちよ【気象系BL】

第23章 ご城下らぷそでぃ【S×O】




歴代の将軍の中には、側室として男を側に置いていた者もいた、と聞いたことがある。

私は決して、好色のためにさとと寝屋を共にするのではない…

快楽のみを求め、男であるさとを組み伏せた訳ではない。


私は…

私は……


貪るように吸い上げていた唇を離し、耳を軽く食むと、さとは艶めく声をあげた。

それが恥ずかしかったのか、さとの首筋は見る間に桃色に染まった。

「さと…声を…もっと聞かせてくれ」
「……でも…」
「でも、なんだ?」

「…何もかもが初めてのこと故…心の臓が…飛び出しそうにございます…」


………なんと、可愛らしいのだ

真っ赤になって両手で顔を覆うさとが、どうにもこうにも愛しくて…

私だって、このような歯止めの効かぬ燃ゆる思いをもて余す程だ。


滑らかなる肌に手を滑らすと、平らな白き胸に小さな小豆ほどの粒が膨らみかけていた。

そっと指先で摘まむと、さとは『ひやっ…』と鳴いた。

掌でそっと撫でながら、もう一度二本の指で摘まみ上げる。

「…あっ…あ、ぁァ…」

鈴を転がしたような声がもっと聞きたくて、執拗に小豆の粒を弄んだ。

可愛き声を堪えきれないさとは、組み敷かれた身動きの取れない肢体をもじもじと動かした。


閉じようとする両足の付け根……

私と同じ性が、ゆるゆると勃ち上がっていた。


今まででは、あり得ないし、考えたこともなかったが、私もまたさとよりも更に隆々と硬く滾っていた。


/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp