• テキストサイズ

夜空に煌めく星たちよ【気象系BL】

第15章 仔猫のしょう【A×N】



しかし、俺の期待も虚しく、
毎日夜になると、しょうはかずに纏わりついていき、かずはそんなあいつを放ってはおけず…


結果、俺は放っておかれた(T_T)


早く帰ってきてくれよ~友達!
そんであいつを連れてってくれ!!


俺がそんなだから、当然しょうは俺には懐かなくて、2回ほど引っかかれた

「雅紀~、なんでいつもそうなんだろうね~
は~い♪しょうたん、ご飯でちゅよ~❤」


(=_=)…
なんだその言葉使い///


俺はもう、しょうが羨ましくて仕方なかった




そんなある夜のこと

かずが収録で遅くなり、
俺としょうは二人で部屋にいた

俺はテレビを見ながら夕飯を食べ、
ご飯を食べ終わったしょうは、ソファーで丸くなっていた


……気まずい…


暫くすると、
予報通りに外は大雨になり、
時折雷が轟いた


「みゃあああ///」

ひと際大きな音がしたら、しょうが俺に飛びついてきた

こんな時だけさ…助けてなんか、やるもんか//俺のかずを独り占めした罰だし……



でも……
俺の膝で小さく震えるしょうが…

何かさ…

振り落とそうと思っていた俺は、
そっとしょうを抱き締めていた


……おまえさ。なんて頼りな気で、細っちいんだよ……



気が付いたら俺は、しょうをパーカーに包み、抱き締めて、大丈夫だよ…と、優しく撫でていた

/ 349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp