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夜空に煌めく星たちよ【気象系BL】

第11章 届け!この想い【A×S】



なんと!夢にまで見たあの人が…
大好きな翔さんが、俺の目の前で微笑んでいた。

「あの…」

固まる俺に、翔さんが、
「採寸…お願いできるんだよね?」

「あっ!そうだ!じゃあ、こっちに…」

俺は更衣室に彼を案内し、
焦りながら、もたつきながら
翔さんの身体にメジャーを当てる。

ウエストや胸周りを計るとき、
そのまま抱き着いてしまいそうな衝動を
やっとの思いで抑え…

なんといっても、股下を計るときなんて、
「少しベルトを上げてもらえますか…?」

……そんで、綿パン越しにその存在を感じてしまった、

翔さんの左寄りの…アレ…


……ヤバい、メジャー持つ手で
ちょっとだけ触れちゃった!!

どうしよう///変に思われたかな??

(わざとじゃない!…わざとだと思われたら、
どうしよう///)

そっと、彼を見上げると、
翔さんは俺を見て…笑っていた。

バカにされた!?…というよりは、
なんだか、愛おしいものを見るような…

気のせいかな~?

「ごっ、ごめんなさい!」
慌てて謝る俺の手を、翔さんは不意に握って、

「相葉くんから誘ってくれるの、ずっと待ってたんだよ」

って……


……なんですと?
今、なんか、聞こえたけど…

ついに、空耳が…?


「ここで働いてるの知ってたよ。やっと、勇気をもって、来れたんだ…」

そう笑った翔さんの顔は、俺に負けないくらいに、真っ赤だった。

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