第1章 仰せのままに…【S×M】
翌朝、朝食を摂りながら、ロケの日程の打ち合わせがあるという事で、言われた時間に降りていった
「おはよ」
「おはようございまーす」
「ニノ…目、赤いよ」
「あ〜、夕べも世界を救ってたんで…」
ゲームか(^^;
全く、好きだなぁ…
「おっはよー♪」
「おはよ~、元気だね~」
「まあね(^-^)夕べあのまま、寝ちゃったからね」
夜会のロケがあった翔くん以外は、スタッフも一緒に大勢で飲みに行った
ニノはその後世界を救い、
相葉くんは倒れてた…っていう訳だ
そういえば、
大野さんと翔くんが、まだ来ないけど…
俺だけじゃなくて、他の二人もキョロキョロし始めた時、翔くんが優雅に登場した
予定の時刻をとっくに過ぎているのに、悪びれる様子も無く…平然と席に座った
「みんな、ごめんね~、遅れちゃって」
そうニコッとする翔くんは、やっぱカッコいい♡
「大野さん、まだですかね~」
マネが心配そうに入り口辺りを見ると、翔くんが、
「あ、智くんね、ちょっと具合が悪くて来れないって~…この後、軽い朝食持ってくよ…」
そう言った
え??
…なんで?
まさか…?
「大野さん、具合悪いんです?」
心配そうなマネに、
「ああ、大丈夫だよ♪ちょっと、腰が痛いんだって」
嫌な予感に、固まる俺たちなんかお構いなしに、
「ゆっくり休めば動ける様になるでしょ♪」
翔くんはしれっとそう言った
そんな彼を横目に、俺たち3人は、そっと目配せしあった
…確定だな…
大野さんは夕べ、翔くんに抱かれたんだ…
しかも腰が立たなくなるほど、激しく……
言葉が出ない俺たちに気付かないのか、
翔くんは
「あ~あ、眠み~…」
と、欠伸を噛み殺した