第1章 仰せのままに…【S×M】
よし!!!
松本潤、俺も男だ!!
「俺もいいよ、それで!」
鼻息も荒くそう答えると、翔くんが
「じゅん~♡嬉しいよ~」
と俺を抱き締めた
えっ?(´・ω・`)…
「「「あ~、ズルいよ~!松潤ばっかり」」」
翔くんの上から3人も抱きついて来て、
俺たちは団子になってバランスを崩し、
ふら付いてその場に転がった
「明日のスケジュールの確認ですけど〜…え?」
ノートを見ながら個室に入って来たマネが、
床に重なる俺たち5人を見て固まっていた
そんな事があって、その日から俺たち5人の奇妙な五角関係がスタートしたんだ
ちなみに、これはあんまし言いたくないけど、
初めて翔くんが誘ったのは大野さんだった
翔くんだけ夜会のロケがあった、あの日…
俺と大野さんは翔くんに呼ばれて、懐かしいディレクターの顔を見に飛び入りで参加したんだけど…
ベロベロに酔っていた大野さんが、TVショーだってことを忘れて、翔くんに迫った
俺は、慌ててそれを取り繕ったけど…
翔くんには逆に、それがヒットしたらしい…
その晩収録が終って、翔くんが部屋に呼んだのは大野さんだった
もっとも、それは後で分かったことなんだけどね
俺たちはそれぞれが、部屋で過ごし、
翌朝までぐっすり眠っていたから、
明け方近くまで、翔くんが大野さんを責め抜いていたなんて、夢にも思わなかったんだ
それなら、どうして分かったかって~?
それは翌日……