第7章 オレンジ・ペコ【A×O】
俺たちは、
付き合い始めて2カ月たつけど、
初めてエッチしたのも、つい1週間前で、
それから今日が2回目。
まあ、すれば…の話だけど。
スルでしょ~♪
こんなとこまで2人で来たんだから。
それから、用意してきた夕飯の準備をして、
例のものを、チェックする。
実はここに、3日前に来てるんだ。
何でかって言うと、
ある仕掛けを用意したくて…
だから、泊まるのは今日だけなんだけど、
5日間も借りている。
智に、喜んでもらいたくって、
サプライズを用意してるって言う訳!
…まだ、内緒だけどね。
「まさき~、お風呂どうぞ!」
「うん。急いで入ってくるね~」
智の気持ちも、何とか戻ったみたい…
よかった(^^;
そして、向かい合ってのディナー。
今日のメニューは『チーズフォンデュ』
キャンドル越しに見る智の顔は、
ホントに可愛くて…
「はい、智、あ~ん❤」
「え~っ、マジか…」
テレながらも、
口を開けてじゃがいもを頬張る君。
口の端から、こぼれたチーズを、
手を伸ばして指にとり、
俺の口に入れた…
揺らめく瞳…
思わせぶりに唇を舐める君が、
俺のスイッチを押した。
…欲しいよ…智、君が。
俺は窓辺で手招きした。
「智、ちょっと来て♪」
小首をかしげながら
俺の側に来る智。
ほんのりシャンプーの香りがした。