第17章 赤い傘。
★緑間真太郎★
まさか、下の名前で呼び捨てされるとは思わなっかった。
緑間と呼べと言ったつもりだったんだが・・・・
この場合、俺もと呼ぶべきなのだろうか。
それにしても、何故こいつはここまで泣いているのだよ。
俺は泣きやんだを雨の当たらない場所に誘導してタオルを渡した。
全く・・・世話のかかるやつなのだよ
緑間「話くらいなら聞いてやる。」
するとは少しづつ、言葉を選びながらだが、話し始めた。
昔から耳が聞こえやすいこと、クラスメイトに陰口を言われてイジメられていたこと、そして今の誠凛バスケ部でのこと。
俺はこいつに何をしてやる事もできない。
話を聞いてやるくらいしか・・・・