第107章 初恋。
緑間と囲碁をしながらの事を考えていると、バスケ部のクラスメイトの声が聞こえてきた
「さっき体育館でバスケしてたんだけど、体育館裏の空き地のとこに女の子がいてさ!その子がスゲェ可愛かったんだよ!」
「マジかよ!同じ学校の子じゃねーの?」
「いや・・・私服だったし・・・けどバスケしてる俺らの事凄い見てたんだよ!!」
「話しかけなかったのか?」
「・・・・・」
「話しかけられなかったんだな」
ただ、体育館裏の空き地で女性を見たという話だけだったのに・・・・
俺はその時、の顔が浮かんだ
赤司「すまない緑間、少し用を思い出したので行ってくるよ」
緑間「まだ途中なのだよ」
―パチッ―
赤司「今回も俺の勝ちのようだ」
緑間「・・・・参ったのだよ」
俺は負けを知らない
全てにおいて、負けたことはない
これから自分が負けるということも考えられない
だけど一つだけ、不安な事がある
キミのことだ
もし、又会える事があったなら
俺はまた恋をする
けど、は俺を好きだと思ってくれるだろうか?
そんな事を考えながら、体育館の方へ向かった