第106章 出会い。
それからあっという間に日にちはたち
約束の日曜日午後1時
私は約束した公園に来ていた
約束した公園にはバスケットコートがある
そういえば、あの男の子はバスケットボールを持ってたな
バスケ・・・好きなのかな?
私は球技が凄く苦手だし、バスケなんて全然楽しくないし面白いなんて思えない
もっと球技が得意だったら違う気持ちにもなったんだろうな
そんな事を考えていると足音が聞こえてきた
先週聞いた足音
誰なのかはすぐにわかった
「遅くなってごめん。お待たせ」
声のする方に体を向けた
そこに立っていたのはやっぱり、両手でバスケットボールを持った赤髪の男の子
「こんにちは!私もさっき来たばっかりだよ」^^
そう言うと、彼は私に笑顔を向けた
とっても とっても
優しい笑顔
「紹介が遅れたね。俺は赤司征十郎。よろしく、」
―ドクンッ-
何だろう・・・・・
私の胸が大きく高鳴った
こんなの初めてで・・・
私は少し戸惑った