第104章 負けないで。
★緑間真太郎★
はまた泣いていた
こいつの涙を見ると、俺は何故か苦しくなる
俺は、の笑った顔が見たいのだよ
だが、はいつも泣いている
「ごめんね。もう大丈夫・・・」
そう言っては俺から少し離れた
緑間「お前・・・これはどうしたのだよ!?」
さっきは泣いてる事に気を取られて気づかなかったが、の首元には赤く痕がついている
この痕は・・・・くっきりと残った赤い痕
その形を見て俺はゾッとした
緑間「誰にやられたんだ!?」
「これは・・・」
は首元を手で隠しながら言葉を濁す
一瞬アイツの事が頭をよぎる
だがまさかこんなことを・・・・
緑間「赤司・・・・なのか?」
―ビクッ―
赤司という言葉には肩を震わせた
本当に赤司が・・・!?
だが、今の赤司ならば・・・・
「だ、大丈夫だからっ!赤司君のこと怒らせちゃったの私だから・・・」
俺はの首元に触れた
緑間「痛くないか?」
「うん・・・大丈夫・・・」
緑間「お前・・・・好きなのか?赤司の事・・・」
そう聞くと、は辛そうな顔をして・・・笑った