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いつも眠いのはキミのせい。

第104章 負けないで。


★★


―約一時間前-


「・・・っ・・・征っ・・・くん・・・くっ・・・ひっく・・・」



私の目からは涙が止まらなかった

彼への想いを

全て思い出してしまったから



「・・・っ・・ひっく・・・」



次から次へと零れ落ちる涙

私の記憶の中にいる彼は・・・いつも優しく笑っていた

そして私は・・・・そんな彼から逃げ出した

その時の罪悪感と後悔が今押し寄せる

私は彼を・・・”赤司征十郎”を救う事ができなかった



「、ここで何をしているのだよ」

「っ!・・・・真太郎・・・」

緑間「お前・・・・」



真太郎は私の顔を見ると、凄く驚いた顔をしていた



「真太郎・・・・私・・・・」

緑間「何があったのだよ!?」

「私は・・・・」



どうして止まってくれないの

お願い止まって

これ以上真太郎に泣いてるの見られたくない



「・・・・っ・・・・ごめっ・・・」

緑間「もう何も言わなくてもいい」



真太郎は私を抱きしめた

私はいつも真太郎の前で泣いてばっかりで・・・

そのたびに真太郎はこうやって私が泣き止むまで抱きしめてくれる

真太郎にはいつも心配をかけてばっかりだ

彼はとても優しい人
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