第104章 負けないで。
★黒子テツヤ★
海常と福田総合との試合が始まってから随分時間がたつ
さんはまだ戻ってこない
試合は灰崎君の方が押している
黄瀬君は、IHの青峰君との試合で足を痛め、それを完治しないままオーバーワークを続けてしまい、足は治らないままずっとここまで試合を続けてきた
黄瀬君は中学の頃は灰崎君にいちども勝つことができなかった
だけど・・・・あの頃とは違う
黄瀬君は変わった
火神「アイツが負けるわけねぇ!!あんなクソヤローに・・・約束したんだ勝つって・・・次の準決勝でやるって・・・だからアイツは絶対・・・」
僕だってそう思ってる
黄瀬君が負けるわけないって
だけど今のままでは・・・・
僕達はここで見守ることしかできない
火神「アイツの声なら・・・の声なら黄瀬も!もしかしたら・・・」
黒子「ですがさんが・・・」
火神「アイツ・・・どこ行ってんだよ」
僕達はいつもさんの声を聞くとギリギリの時でも頑張れる
もしかしたら黄瀬君もそうかもしれない
だけど、さんが居ない
一体どこに・・・?