第99章 恐れていた力。
★黒子テツヤ★
「テツ君・・・・お願い。絶対に・・・絶対に敦を・・・」
そう言ったさんの声は震えていた
さんだけじゃない
僕だって
きっと皆も同じ気持ちだ
黒子「さん。大丈夫です。今僕も同じ気持ちです」
僕は立ち上がりコートへ向かう
前から木吉先輩が主将に支えられながら戻ってくる
黒子「木吉先輩」
木吉「黒子、すまんな・・・・あとは・・・頼む。勝ってくれ」
そう言って僕の肩を掴んだ手は、凄く悔しそうで、震えていた
木吉先輩の意思は十分受け取った
僕はさんの想いも木吉先輩の想いも背負って、コートに立つ
紫原君・・・僕は絶対に君を許しません!
黒子「僕が代わりにキミを倒す!」