第95章 賭けの始まり。
★日向順平★
皆と別れた帰り道
最近俺には少し気になることがあった
日向「なぁリコ」
リコ「何ー?」
日向「最近、のやつ笑わなくないか?」
リコ「そう?私には普通に笑ってるけど・・・何か怒らせたんじゃないの??」
日向「俺がかっ!?」
リコ「他に誰がいるのよ」
俺・・・に何かしちまったのか!?
やべぇ・・・何も記憶にねーぞ?!
リコ「冗談よ!」
日向「冗談かよ!やめてくれよその冗談は・・・」
リコ「日向君て、本当の事になるとすぐ慌てちゃうわね!」
日向「わりーかよ・・・」照
リコ「嫌いじゃないわよ、そういうの」
日向「心配なんだよ・・・あいつ、昔っからよそ見してると直ぐフラフラどっか行っちまうし、その辺で平気で寝ちまうし、辛い事は聞くまで言わねーし、泣き虫だし・・・」
自分で言ってて思う
俺やっぱあいつの事が好きなんだなって
あいつの手を引くのはいつも俺でありたいのに
最近を遠くに感じる
俺の手から離れて
勝手にフラフラどっか行っちまったような気持になる
親心に近いのかもしれねぇ
けどこれは間違いなく・・・・恋心だ
俺は、あいつの手をずっと手放したくないんだ