第94章 もう一度。
★氷室辰也★
今日言うつもりはなかったんだけどな・・・
でも、のこんな顔見せられて黙ってなんていられない
氷室「は敦が好き?」
「あ、敦は・・・大事な友達です」
氷室「じゃあ、俺のこと嫌い?」
「そ!そんなまさか!!嫌いだなんて!そんなことありません!!」
こんな質問の仕方はずるかったかな
氷室「じゃあ、俺の事考えてくれないか?」
「へ?」
氷室「俺をちゃんと一人の男として、君に見てほしいんだ」
「え、でも、私たちはマダ数回しかあったことが無くて・・・」
氷室「会った回数とか、時間なんて関係ない。俺は君を初めて見た時から、惹かれてたんだ」
「氷室さん・・・・私っ」
氷室「ねぇ」
「?」
氷室「もう一度、賭けをしないか?」
「え、賭け・・・ですか?」
氷室「明日、お互い試合に勝てば、明後日は俺たち陽泉と君のいる誠凛との試合になる」
「そうですね・・・」
氷室「俺たちが勝てばは俺と付き合う」
「私たちが勝てば・・・?」
氷室「俺は君を諦める。どうかな?」
やはり、俺はずるいな
こんな賭けでを自分のモノにしようとするなんて
それでも俺は・・・・
こんなずるい賭けをしたとしても
を誰にも渡したくはない
敦にも
大我にも
他の誰にも・・・・・