第91章 ちゃんこ鍋。
★黄瀬涼太★
結局、火神っちとも黒子っちとも連絡は取れなかった
黄瀬「先輩!は俺が送ってくっス!!」
笠松「ダメだ!お前は今日は早く帰って足を休ませろ。コイツは俺が送ってく」
黄瀬「俺は大丈・・・『うるせぇ!!』
笠松「先輩の言う事聞け!お前は今日は帰って休め!!」
黄瀬「先輩・・・・わかったっス・・・。じゃあせめて、が目覚ますまでは・・・」
笠松先輩が俺の事を気遣ってくれてるのがわかる
だけど、の事が心配で・・・・
黄瀬「・・・・」
は目から涙を零した
俺はその涙を拭おうと手を伸ばす
初めてに出会った時のことを思い出しながら
を好きだと思った瞬間を思い出しながら
の事を想いながら
でも・・・伸ばした手はに触れる事ができなかった
は呼んだんだ
涙を流しながら
「・・せ・・い・・・く・ん・・」
の中にずっと居るのは
ずっと居たのは・・・・・
赤司っち
伸ばした自分の手にギュッと力がこもる
黄瀬「先輩・・・・俺やっぱ先に帰るっス」
笠松「あ?あぁ・・・・・」
俺はもう・・・・を見ることができなかった