第83章 流れ星。
★黒子テツヤ★
「ねぇ、私がマネージャーに戻ったときにした約束覚えてる?」
黒子「はい、ちゃんと覚えてます」
「もう一回しない??」
そう言ってさんは小指を出した
あの時と同じように、僕は自分の小指を絡ませた
黒子「約束です」
「約束」
黒子・「「絶対に皆で日本一になる」」
二人でそう約束をした時だった
「ああっ!!流れ星だ!!」
黒子「え!?」
「届いたかな?」
黒子「願い事ですか?」
「うん。今した約束!流れ星に届いたかなー^^」
僕は思い出していた
あの時、さんがちゃんと部活に戻ってきてくれたときにした指切り
あの時は、恥ずかしそうに俯いていたのに・・・・・
今は笑顔で上を向き空を見上げている
こんな時に思うことじゃない
だけど考えてしまう
黒子「さん・・・・」
貴方は誰を想って笑うんですか?