第75章 報告。
★★
「じゃあ・・・皆が来てくれたので、報告します!!」
リコ「大丈夫?」
ポンと肩に手を乗せて、リコちゃんは私の隣に付き添ってくれた
「うん!」
私は、皆の方を見た
真っ直ぐに
きちんと伝えられるように、いつもより声を大きくして
「私っ!頭に傷もできてなくて、身体はどこも大丈夫だった!!私のはね、解離性健忘って言って、ストレスやトラウマで一部の記憶が消えちゃってるんだって」
日向「ストレスやトラウマって・・・・イジメのことか?」
黒子「けど、足の傷の事も記憶に残ってますよね」
「そうなの、この足の傷以外の事でもっと何かあったんだと思うんだけど・・・」
火神「それって、手術とかすんのか!?」
「ううん。手術はしないよ^^記憶をね、無理やり思い出させることもできるらしいんだけど、自然に任せることもできるみたいで、別にこのままでもいいみたい」
コガ「じゃあ、今まで通りマネ続けられるってこと!?」
「うんっ^^」
伊月「けど・・・・どっちにするんだ?治療・・・受けるの?」
「治療は・・・受けない。トラウマなんて、思い出したくない」
木吉「そうだな、がそれで大丈夫なら、無理に思い出す必要無いだろ」
日向「よーし!!んじゃまぁ、無事に済んだってことで、皆で温泉行きますかっ!!」
「「「「オウ!!」」」」
強張ってた皆の顔は笑顔に変わった
皆の笑顔を見てると、私も自然に頬が緩んだ
「コラ―!!お前ら何やってんだ!!授業中だろー!!」
「「「「「「げっ!!」」」」」」
この後、私たちは全員でその場に正座をさせられて、休み時間が終わるまでずっと説教をされ続けた・・・・