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いつも眠いのはキミのせい。

第72章 私の話。


★★


皆は真剣に話を聞いてくれた


陰口から始まったイジメは、エスカレートしてこの足の傷にまで至った



伊月「それ・・・・煙草を押し付けられたのか?」

「そうだよ。どこまでも追いかけられて、どこまでも追い詰められた・・・・・」

コガ「その切り傷も・・・・・?」



押し付けられた火傷の上にある切り傷・・・・・これは・・・・



「これは、自分でつけた傷」

コガ「えっ!?」

リコ「・・・・・・っ」



リコちゃんの辛そうな顔を見てると、これ以上悲しませたくないと思う

それでも私は続けた



「自傷行為ってやつだよ。どこにもぶつけられなかった気持ちの捌け口・・・・・溜まったストレスの解消法だったの。私、イジメが酷くなってからのことをずっと忘れたくて心の奥底にしまってきた。思い出さないよにしてた。だから、この傷も殆ど見ないようにしてきた・・・」



真剣に私の話、聞いてくれてありがとう・・・・



「だけどね、この間の霧崎第一との試合の時に鉄平さんがラフプレーあってるの見て、ずっと思い出さないようにしてきた過去が蘇ってきた。その時に思い出した事が一つあったの!私、イジメが酷くなって、学校にもあまり行かなくなった。ストレスの捌け口が自傷行為だったんだけど・・・・ある日を境に自傷行為をしなくなった」

黒子「それは・・・・どうしてですか?」

「それが・・・・・」

日向「どした?」

「思い出せないの!!」

火神「は?」

「私、記憶がね・・・・少し欠けてるの」

リコ「・・・・・」

「前にね、順くんとリコちゃんと3人で話してた時に、私が前、前髪長かったって言ったよね?」

日向「ああ・・・」

「私には、ズット短い記憶しかなくて・・・前髪が長かったときを覚えてないの。それと・・・・」

黒子「さん、もしかしてですけど・・・・桃井さんとのこと」

「うん・・・夏休み最後の日、大輝に会ってて、ズット一緒にいたんだけど・・・・・途中からの記憶が無いの・・・・」
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