第72章 私の話。
★★
順くんは強張った顔をしてた
「順くん、ごめんね。病院はWC決まった次の日に行ったの。頭に傷がないかって検査・・・・あったら、手術だったりあるんだけど・・・・何も異常が無い場合は、心因性の可能性が高いみたいでさっ。トラウマだったり辛い事が原因で忘れちゃったりするんだって!」
日向「その検査結果はいつなんだよ」
「・・・・・明日」
皆の曇った顔・・・・・
知ってほしいと思ったけど、言うべきじゃなかったのかな
少し困った顔をしていたんだと思う
黒子「さん」
「?」
黒子「話してくれてありがとうございます」
「ううん、暗い話でごめんね?」
火神「でもそれって昔の話だろ」
「うん」
火神「今は違うじゃねーか、には俺たちがいんだろ。もし結果がどうであれ、俺はお前のそばにいる」
「ありがとう」
日向「俺はじゃねー!俺たちはだ!だアホ!!」
木吉「明日結果出るんだよな」
「はい」
木吉「又結果出たら教えてくれないか?」
「はいっ^^」
やっぱり話して良かった
皆聞いてくれて本当にありがとう
私の心の中にあったモヤモヤが少しづつ晴れていくようだった
リコ「暗い話はここまで!!」
皆「「「「?」」」」
リコ「の検査結果次第だけど・・・・皆で行かない?温泉^^」
皆「「「「温泉!?」」」」
昨日リコちゃんが家で提案してくれた
温泉旅行
何も異常無いといいな
けど、異常が無いってことは、何かのきっかけで忘れてしまったってこと・・・・・
私、何も大事な事忘れてしまってないのかな?
ちゃんと大切な事は覚えていられてるのかな・・・・・