第2章 心配。
★黒子テツヤ★
今日からやっと部活が始まります。
昨日から楽しみで、今日も朝からずっとソワソワしてます。
クラスの皆は僕の存在には気づいてないようで、誰も声をかけてくれません。
ただ・・・・同じクラスの相田さんだけは、ちゃんと僕の存在に気づいてくれているようで、たまにふと目が合う時があります。
話しかけようとしたんですが、彼女はいつも音楽か何かを聞いているようでタイミングがつかめません。
僕と違って、存在感もあり人気もあるようで、彼女の噂をする人をよく見かけます。
休憩時間には、彼女を見に他クラスの男子が来たりもしています。
なのに、さんは誰とも喋る気がないのか、誰かと話している所を見たことがありません。
そんな彼女の存在が少し気になります。
存在と言えば、僕の前に座っている火神君もすごい存在感で圧倒されてしまいます。