第2章 心配。
★★
部活勧誘も無事に終わったみたい?で、
今日から1年生も交えて部活が始まるみたい。
勧誘の日に追いかけていた彼は、やっぱり黒子テツヤ君だったみたいで、同じように静かな足音、存在の薄さを放ってた。
私以外の子達はほとんど黒子君の存在に気づかずに過ごしてるし、彼もそれを気にもとめてなかった。
(慣れてるのかな?・・・何でも慣れちゃうもんなのかな・・・。)
そうそう、部活勧誘の日にぶつかった眉毛が変だった彼は火神大我君。てっきり2年生だとばっかり思ってた・・・。
彼ら二人と同じクラスになったんだけど、まだ一言も喋ったことがない。
まぁ、わざわざこっちから話しかけるのも面倒だし、向こうから話しかけてくる用事もないだろうし、このままで良しとしよう!
そして私は、誰にも話しかけられないように、話が聞こえてしまわないように、いつものようにイヤホンをつけて音楽を聴く。