第60章 甘いお菓子。
★★
prrrrrrrrrr・・・・・
「電話?」
誰からだろ
着信
紫原 敦
「敦だ!」
pi
「もしもしぃ?」
紫原『〜?』
「敦ぃ!久しぶりだね」
紫原『さっき食べたよ、全部』
「もう全部食べちゃったの?」
いっぱい作ったつもりだったんだけどな
紫原『オレンジ色のケーキ、なかなかいい味してたぁ。アレ、何のケーキなのぉ?』
「きっと敦の嫌いな食べ物だよ」
紫原『俺の嫌いな食べ物ぉ?もしかして・・・人参入れたのぉ?』
「正解!」
紫原『マジ信じらんない。嫌いなもん入れるとかあり得ないんだけどぉ』
「けど、美味しかったんだよね?」
紫原『アレレ?本当だぁ』
これで不味かったら敦に本気で怒られちゃうよね・・・・・汗
紫原『ねぇ、お菓子の中に1個だけゴムが入ってたんだけどのぉ?』
「あぁ!違うよ!敦の」
紫原『俺の?俺、こんなん付けないんだけどぉ』
「けど、バスケする時に髪束ねないと邪魔じゃない?」
紫原『全然邪魔じゃねぇし』
「そっか。もし邪魔だと思ったら使って^^」
可愛過ぎて怒られちゃうかと思ったけど、いつか付けてくれたらいいな