第55章 夏の終わり。
★青峰大輝★
「決めてない。けど私、行きたいとこがあるんだけど!!」
なんつーからどこ行きてーのかと思ったら・・・
青峰「お前、こんなとこ来て楽しいのかよ」
「大輝と一緒に来たかったんだー!!学校別々だから絶対一緒に過ごすことできないけど・・・・いつも一緒の時間に居た場所!」
青峰「バレて怒られても知らねーからな」
「大輝そういうの気にするタイプだったんだ^^」
青峰「っせーよ」
が行きたいって言ったのは学校の屋上
んなこと言ったって
誠凛も桐皇も少し離れてて面倒くさかった
だから一番近い帝光中の屋上に来た
俺にとったらここはを知るきっかけになった場所
けど、昔のバスケを思い出しちまう嫌な場所でもある
「けど、この学校でかいねー!生徒数とか多かったの?」
青峰「さーな。多かった方なんじゃねーか」
「だよね!!こんな大きながっこ・・・・・」
は急に話すのをやめた
コイツが見てたのは学校の裏にある空き地
青峰「何かあんのか?」
「私・・・・あそこの空き地見たことある気がする」
青峰「あんな空き地どこにだってあんだろ」
「・・・・確かに!!ねっ!大輝はいつもどこで寝っ転がってたの?」
俺はが見てた空き地をもう一度だけ見て直ぐに答えた
青峰「そこの上登ったとこだよ」
「じゃあ、上に登ろうよ!!」
青峰「あっち~・・・・・」
夕方っつってもまだ夏だ
暑いに決まってる
なのにコイツは平気そうな顔で上に登ろうとした
青峰「お前、先登ったらパンツ見えんぞ」
「ええっ!?変態!もっと早く言ってよ!登るまで後ろ向いてて!!」
青峰「へいへい」
コイツはそういうの全然考えねーな
さつきもそうか
チラッ
青峰「・・・・・・・ピンクか」
「見たでしょっ!?聞こえてんだからねぇ!!」
まぁ・・・・・
これは男の性だ