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いつも眠いのはキミのせい。

第11章 笑わない理由。


私と日向君は中学にあがった。

中学になってからは、私も日向君も部活が忙しくて、の話を聞いてあげる時間が極端に減ってしまった。

それからもは同級生の前では笑顔を絶やさなかった。

でもそれは作った笑顔で、心から笑った顔はその時にはほとんど見せなくなってた。

ただ、6年生の頃に一度だけ、赤い傘を持って帰ってきて、「親切な人がいたの」と笑った。

中学に入ると、陰口もエスカレートして、無視されたり、はぶきにされたり、笑いものにされたり・・・・・

家ではもう作り笑いさえしなかった。

学校もあまり来なくなって、来てもほとんど屋上とかですごしてたわ。

寝てるときは無音になるからって、よく寝るようになった。


中学2年のいつ頃からだったか、は毎日イヤホンを付けるようになったし、自分から話さなくなった。

クラスの子たちに作り笑いもしなくなった。
公園に行って泣くことも無くなった。




その頃からは感情を全て表に出さなくなったの・・・・・。
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