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いつも眠いのはキミのせい。

第11章 笑わない理由。


はいつも私たちには届かない声を聞いていたの。

困ってる人がいたらそこに行っては手助けに行ってた。

まぁ、小学1年生ができることなんて限りがあるけど・・・

でも、人探しや動物探しには凄く長けていた。

それから何か月かたったある日。

「・・・・ヒック・・・・・・・ヒック」

リコ「?どうしたの?お腹痛いの??」

「皆が、陰で私の悪口言うの。
ちゃんは地獄耳だって。秘密喋ってたら盗み聞きされちゃうって・・・・・ヒック・・・・・」


その日からはよく泣くようになった。
元気も少しなくなった。

でも、陰口を言ってる子達の前で、泣いたり、文句を言ったことは一度もなかった。
いつもと同じ笑顔をその子たちにも向けてたの。

泣くのは決まって、隣町にある公園で・・・小学生で行くには結構な距離だったけど、は泣いてる姿を同じ学校の子や、私や日向君にも見せたくなかったんだと思うの。

それでも私と日向君はいつもを迎えに行って話を聞いては元気づけてた。

帰る頃にはいつも満面の笑みで「お腹空いた~」って言ってたのに・・・・


そんな日々が続きながら月日が流れて・・・・・
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