第54章 花火大会。
★黄瀬涼太★
俺は見てた
花火が上がる中
と高尾君が何か話してる
は突然手を頬に当て
顔はみるみる赤くなった
俺は直ぐに思った
高尾君は今、に好きって言ったんじゃないかって
何だか胸がざわついてる
こんな奴に俺が負けるはずない
けど、バスケと一緒で
何が起きるかなんてわからない
バスケはそれが楽しいんだって思う
でもの事は違う
何が起きるかわからないなんて不安でしかない
俺だけを選んでほしい
皆で帰り道を歩く
俺はの手を引いた
「涼太、体調悪いの?そんな辛そうな顔して・・・」
俺だけを見ててほしい