第54章 花火大会。
★★
帰り道、皆がワイワイと騒ぎながら歩く
突然手を引かれ、皆の輪から抜けて少し距離が離れる
「涼太、体調悪いの?そんな辛そうな顔して・・・」
私の手を引いたのは涼太だった
何だか辛そうな顔をしてる
だけど涼太は笑った
黄瀬「と話したくて^^」
「皆で来てるからゆっくり話せないもんね^^」
涼太はこないだのIHでの事を話してくれた
黄瀬「前の・・・IHでの試合の時・・・」
「大輝との試合の時だよね?」
黄瀬「俺、あの時が諦めるなって言ってくれなかったら・・・絶対諦めてた」
「涼太・・・・そんなことないよ。涼太はあんな素敵な仲間がいるんだよ?私の声が無くたって、涼太は最後まで諦めなかったとおもうな!!」
黄瀬「結局負けちゃったんスけどね」
涼太は苦笑いをした
「今回は負けちゃったけど・・・それでもカッコ良かったよ^^涼太が一生懸命でガムシャラなの凄くカッコ良かった!!」