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いつも眠いのはキミのせい。

第11章 笑わない理由。


-10年前-

私と日向君とと3人で遊んでた時の事・・・。

「ねぇ、さっきから泣き声聞こえるけど、迷子なのかな?」

リコ「え?」

日向「なにも声なんて聞こえねーよ。お前何言ってんだ?」

「え、だってあっちから泣き声が・・・」


そう言っては声が聞こえるという方に走りだした。


日向「おい、待てよ!」

リコ「あ、ちょっと待ってー」


私たちもの後を追いかけた。


日向「どこまで行くんだよ!!」

リコ「・・・・あの子」


そこにはお母さんとはぐれて泣いてる子がいたの。


「お母さんとはぐれちゃったの?でも大丈夫だよ。お母さんもあっちでさっちゃんの事探してるよ^^」

さっちゃん「・・・ヒック・・・・本当・・・?・・・ヒック」


最初はの言ってる事がわからなかった。
だってここに来るまでに誰にもすれ違わなかったし、ましてや初めて見た子の名前をさっちゃんって呼んでたから・・・



「うん!だから行こう♪^^」

さっちゃん「うん!!^^」


でもは迷わずにその子の手を握って歩き出した。


日向「オイ待てって!どうしてお前が母親のいる所わかんだよ!!」

「え、だって・・・・さっきから、さっちゃんの事一生懸命探してるじゃない。聞こえるでしょ??」

リコ・日向「・・・・・・」

リコ「私には何も・・・・」

日向「俺にも何も聞こえないけど・・・・」


そうしての後を追いかけると


「さっちゃん!!!!!!」

さっちゃん「ママァー!!!うぁあああああああん」

「さっちゃん、お母さんに会えてよかったね^^」

さっちゃん「ヒック・・・・ありがとう・・・・ヒック」

「ううん。じゃあね♪バイバイ^^」

さっちゃん「ばいばーい^^」

まさか歩いてった方に本当にその子のお母さんがいるとも思わなかったし、お母さんがその子を”さっちゃん”って呼んでるのにも驚いた。

正直少し鳥肌が立ったわ。

でもこれが始まりだった。


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