第10章 鼻メガネ。
★★
とある朝。
「テツ君、おはよぅ」
黒子「さん、おはようございます」
「大我、おはょ」ガクッ
火神「ぅおっっ?!ッテメ!!」
こないだ、テツ君は、「火神くんはこうやって挨拶すると喜びますよ。」と言って、膝カックンのやり方を教えてくれた。
「??・・・大我、喜んでくれた?」
火神「・・・お前、アホなのか?」
黒子「さん、火神君、とても喜んでますよ^^」
「・・・・・良かった。」
そっか・・・・人を喜ばすのってこんなに楽しい事なんだ。・・・・・全然知らなかった。
テツ君や大我とお友達になってから、色んな感情を知った。
「嬉しい・・・・。ありがとぅ」
火神「バーカ」
黒子「火神君。何照れてるんですか?」
火神「黒子オマッ!!!!」
黒子「そういえばさん。」
火神「オイ!無視すんじゃねーよ!」
「??」
なんだろう・・・・
黒子「さんに是非お渡ししたい物があって」ガサガサ
え・・・・・
「私に??」
「そうです」とニッコリ微笑みながら、テツ君は私に紙袋を差し出した。
「ありがとう。・・・開けてもいい?」
黒子「ハイ」
紙袋を開けて中を覗くと
「・・・・・メガネ?」
黒子「そうです^^さんに変な虫が付かないように、魔除けみたいな物です。」
「魔除け・・・・テツ君。ありがとう。・・・友達からプレゼントなんて初めて貰った・・・・。大事にするね!」
プレゼントかぁ〜♪今日は嬉しい事だらけだな♪
袋の中からメガネを取り出しかけてみる♪
黒子「よくお似合いですよ^^」
火神「・・・・・お前マジでアホなんだな・・・・。」
今日は1日このメガネをかけてよう♪