第9章 苺ミルク。
少し急ぎめで体育館に来たんだけど・・・・
凄い女子!!
何かギャラリーできてる・・・・・。
イヤホンを片方だけ外す。
「きゃぁー本物だよぉ♡」
「カッコイイ♡♡」
「サインもらお!」
「黄瀬涼太が来てるんだってー♡」
・・・・・ガヤガヤ・・・・・・・
・・・・キセリョウタ?誰だろう。女の子だらけだな。
外から体育館をそーっとのぞいてみる。
体育館のなかも女の子でごった返してる。
バスケ部の皆は立ちすくして、人混みの方を見てるみたいだ。
黄瀬「スイマセン。マジで・・・あの、えとーてゆうか、5分待っててもらっていいスか?」
今喋ったのはキセリョウタって人なのかな?後5分か・・・・
じゃあ、騒ぎが落ち着いたら体育館に入ろう。
いつものように体育館の前で腰を下ろす。
外してた方のイヤホンをもう一度付け直して、持ってきたバスケットボールを抱える。
自然に瞼が重くなる・・・・・。
・・・・・・・・又・・・・・寝ちゃう・・・・・・・・zZ