第43章 七夕。
★緑間真太郎★
時間はあっという間に過ぎた
駅までの道・・・後もう少しで駅についてしまう
もう少しといたいと願ってしまう
人事を尽くさねば、願いなど敵わない・・・さっきにそう言ったばかりなのに、俺は願ってしまった
「真太郎」
に話しかけられ少し驚く
「あそこのベンチちょっと座ろ」
緑間「あぁ・・・」
俺の願いはこうも簡単に叶ってしまうものなのか
「今日は楽しかったね♪さて、ここからが本題です!
」
緑間「何かあったのか?」
が改まって俺の方を見た
「今日、何の日か知ってる?」
緑間「今日は七夕なのだよ」
それともう一つ・・・・だが、は知らないはずだ
「ブー!!はずれ!!今日は・・・・・」
ゴソゴソ・・・・
は持っていた袋の中を漁りだした
「ハイ!」
そう言ってが取り出したのは
緑間「おしるこ・・・」
差し出されたおしるこを受け取った
「誕生日おめでとう!!真太郎!!」
緑間「っ!?何故それを・・・」
「実は・・・こないだテツ君に聞いたんだ。真太郎蟹座だけど日にち知ってる?って・・・」
緑間「そうか・・・・」
黒子は知っていたのか・・・
今回はあいつに感謝するのだよ
「これ・・・おしるこに合うように抹茶のプリンを作りました!今はお腹いっぱいだと思うから・・・明日にでも食べて?」
緑間「あぁ・・・今から食べていいか?」
「え、いいけど・・・お腹いっぱいじゃない?」
緑間「こういうのは別腹なのだろう?」
俺はに貰った袋から箱を取り出し開ける