第42章 壁。
★★
「いいけど・・・大我ご飯とか作れるの?」
火神「あぁ・・・料理すんの嫌いじゃねーし。何か作ってやるよ」
「へぇ・・・それは又も意外だったな」
火神「うるせっ!何でもいーか?」
「うん。私も手伝う!一緒に作ろ」
こうして私たちは二人でご飯を作った
大我の手際が凄くよくて、アッという間にご飯は出来上がった
「んー美味しそう!!いただきます!!」
火神「いただきます!」
「んっ!おいひい!!」モグモグ
火神「食いながらひゃべんなよ」モグモグ
「・・・・」モグモグ
火神「急に黙んなよ!!」
「喋んなって言ったの大我なのに!!しかも大我も食べながらヒャベッヘh#&!@」モグモグ
火神「いや何言ってっかわかんねーし」
「それにしても相変わらずの量だね!」
火神「お前も結構食うよな。前から思ってたけど」
「そう?普通だと思うけど・・・テツ君よりは食べるけどね!!」
大我・・・・結構大丈夫そうだな。
落ち込んでんのかと思ったら、強くなりたくて悩んでんのか
「何か青春だなぁ~」
火神「はぁ!?何なんだよ急に・・・」
けど、大我。
その悩みは私にはどうにもできないよ・・・
「バスケは教えてあげられないけど・・・大我の手足が疲れたらマッサージする。痛くなったらテーピングもする。喉が乾いたら作っておいたドリンクも渡すし、汗をかいたらタオルも渡す。愚痴が言いたい時は聞くし、元気が欲しい時は元気づける!!そんな事しかできないけど・・・私、応援してるから!そばで応援してるからね!!」
火神「お前・・・・・よくそんなこっぱぞかしい事言えんな」
「ちょっと!!」
こんな奴だけど・・・
不器用なだけで、ちゃんとチームを想ってて、テツ君の事を信じてるんだな。
今日はイッパイ大我の意外が見れて楽しかったな!!