第42章 壁。
★火神大我★
何でコイツが急に・・・・
家でバスケの事考えてたらインターホンが鳴って・・・
出たらコイツの声がして・・・・
扉開けたらコイツがいた・・・・
けど、家に上げちまったのはまずかったか?
コイツも平気でのこのこと男の家上がりやがって!!
俺じゃなかったら襲われてるっつーの!!
「ねぇ、大我。足の様子はどう?ちゃんと安静にしてる?」
火神「あ?あぁ・・・今度はちゃんと安静にしてる・・・二週間なんて気が遠くなるぜ」
「けど、後一週間でしょ?もうちょっとの我慢だよ」
火神「あぁ・・・・」
それより問題は・・・・
「ねぇ、大我。」
火神「んだよ!?」
「テツ君と・・・・何かあったの?」
コイツ・・・・すげぇ淋しそうな顔してやがる
まぁ・・・黒子と喋らなくなって、コイツとも殆ど話さなくなっちまったもんな
火神「別に何もねーよ。ただ・・・このままじゃダメなんだよ」
俺は弱い・・・
青峰に手も足も出なかった・・・
火神「俺はもっと強くなりたい・・・けど、どうすれば強くなれるのかわかんねーんだよ」
「大我・・・」
火神「黒子には・・・今まで助けられっぱなしだったから、しばらく距離とりたいんだよ。アイツがあのまま終わるわけねぇ!それまでに俺自身も、少しでも強くなっておきたいんだ」
俺たち自身が強くなって・・・・
今度こそ青峰を!!
「・・・・そっか。何か安心した!!大我も結構考える方なんだね」
火神「結構って何だよ!?」
「大我の意外な一面が知れてよかったよ!じゃぁ・・・安心したし、私は帰ろうかな!」
何だよもう帰っちまうのか・・・
火神「・・・飯食ってけば」
「へ?」
火神「帰り送ってやるから飯食ってけよ!!」
俺は何急に飯とか誘ってんだよ!!
・・・・・けど何か、もうちょっとコイツと居たい。