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いつも眠いのはキミのせい。

第42章 壁。


★★


-一週間後-



結局リコちゃんに頼まれた次の日は、大我と連絡が取れずに終わってしまった


あれから一週間が過ぎて、大我は学校には来るけど練習には顔を出さない


クラスでも何故かテツ君と大我は一言も口を聞かなかった


そんな二人をみてたら私も話しかけづらくて、挨拶程度の会話しかできなかった


一週間全く顔を出さない大我にリコちゃんも順くんもしびれを切らし、私は今日、大我の家の前まで来ていた



「ここ・・・・でいいのかな?」



まぁ正直学校でも会うし、わざわざ来る必要も無いとは思うんだけど・・・・


とりあえず、大我がちゃんと安静にしてるかと、テツ君と喧嘩でもしたのかだけ聞いて帰ろう






-ピンポーン-




「はい」



インターホンから声が聞こえる



「誠凛高校バスケ部マネージーの相田と申します」


大我「か?」


「あ、大我?急に来てごめんね」


大我「ちょっと待ってろ」



そう言って大我は玄関の扉を開けた



大我「何だよ急に」


「いやぁ、あのえっと、そんな大した用でもないんだけど・・・・」


大我「大した用じゃないんなら帰れよ」


「ダメだよ!帰らないよ!!だって大我最近全然喋ってくれないじゃん!!」


大我「オイ!でっかい声出すなよ隣に迷惑になんだろ!・・・・・まぁ・・・・・入れよ」


「あぁ・・・ごめん。じゃぁ・・・ちょっとだけお邪魔します・・・・」



ついつい声がでかくなってしまって・・・反省。



大我のうちは広くて・・・・まんまり物が無く生活感があまりないように思えた



「広いね・・・・」


大我「あぁ・・・何か入れっからその辺適当に座っとけ」


「あ、そんな直ぐ帰るからお構いなく」


大我「で、何なんだよ。監督に頼まれて来たんだろ」


「あー・・・・まぁ・・・そうなんだけど・・・」



大我はいつもと変わらない様子で私に接した
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