第40章 諦めない。
-誠凛控え室-
試合が終わって、皆ジワジワと負けた悔しさ
桐皇の圧倒的な強さを感じ、精神的にキツイようだった
特に大我は足を故障してしまったせいで・・・・
残り二日間の試合も出るのは難しいとリコちゃんに言われていた
テツ君も・・・・誰よりも精神的にきているようだった
こんなテツ君を見るのは初めてだった
控え室を出ていく皆の後ろ姿は
いつもの大きく頼れる背中じゃなく
何だか小さかった
大我が出ていく前にテツ君に言った
火神「圧倒的な力の前では力を合わせるだけじゃ・・・勝てねーんじゃねーのか?」
テツ君はグッと拳を握りしめた
「テツ君・・・・」
黒子「・・・・すいません。大丈夫です・・・・」
そう言ってテツ君も控え室を後にした
・・・・こんな時、私が皆にできること
皆の力になりたいと、私もまだまだ諦めたくないと
そう思った