第40章 諦めない。
自分の気持ちを抑えるのに必死で、近づいてきた足音に気づかなかった
彼は突然現れた
青峰「そーそー張り切ってくれよ。少しでも俺を楽しませられるようにさ」
彼は大我にそう告げて、私の方を見た
「・・・・・・・」
青峰「・・・・・・・・」
お互い何を言う訳でもなくただ数秒間目を合わせる・・・
彼は私から目を逸らし、自分のベンチの方へ歩いて行った
青峰「じゃあ・・・ま、やろーか」
大我とテツ君の顔つきがきつくなった
ここからが更にキツイ試合になる。
それでも大我の足がもてばきっと可能性が・・・・
震えた手をぐっと握り、勝利を願った