第37章 初めまして。
「・・・あい」桃井「青峰君っ!?」
青峰・「!?」
青峰「・・・あれ?さつきじゃん」
「・・・・・・・」
さっきのデカパイ!!
そうか・・・・このデカパイはいつも電話の奥から聞こえてくる彼女さん
え、じゃあここにいちゃマズイじゃん!!
っていうか女の人にはまだ向き合えない!!
青峰「あ!?オイッ!!」
何も言わないまま私は走り出した
彼の声も無視して・・・・
学校までの距離を、周りの声も音も聞こえるけど頭には全く入ってこなくて・・・ただただ、走り抜けた
学校に着いてようやく少し落ち着いた
はぁはぁ。
青峰大輝・・・・・
「・・・初めまして・・・・・大輝・・・」
本当は直接伝えたい言葉なのに・・・・
彼に伝えたい言葉なのに・・・・・
今はまだ・・・・伝えることができなかった・・・・