第35章 特別。
★黄瀬涼太★
朝練が終わって着替えてたら、笠松先輩はいつもより急ぎぎみで部室を出ていった
なーんか怪しいっスねー!!
俺は先輩にばれないように後をつけた
どこまで行くんスかー??
先輩は川沿いを戻り、あのベンチに向った
誰かいる・・・・あれは・・・・
・・・・・!
何で、と先輩が・・・・
俺には何の連絡もなかったのに
先輩には連絡したんスね
何だろうこの気持ち・・・・
嫉妬でおかしくなりそうだ
二人はベンチから離れ、人の少ない通りに歩いていった
に足音がばれてしまわないように自分の普段の歩き方とは変えて・・・・
いつもより楽しそうにしてるように見える
は先輩に何か袋を渡した
先輩が・・・・あんな笑って、照れてるとこ初めて見た・・・
俺は走った
黄瀬「ー!?こんなとこで何してるんスか!?笠松先輩も一緒で^^」
自分でも自分の行動に驚いた
女の子にはいつも余裕を持って接してるつもりなのに
にはこんなに余裕が無いなんて・・・・
誰にも取られたくないと・・・
この時本気で思ったんス