第35章 特別。
★★
私たちは人通りの少ない所を歩く
「朝の忙しい時に来ちゃってごめんなさい。」
笠松「気にすんな。つか、お前色々気にしすぎだろ」
「・・・・そうかな・・・そうだ!」
笠松「あ?」
「ブレザーありがとうございました。お礼に・・・って大した物じゃないんですけど、朝から焼いたんで良かったら・・・食べて下さい」
ブレザーとクッキーの入った袋を笠松さんに渡す
笠松「おぉ・・・・これ・・・お前が朝から作ったのか?・・・量多いな!!」
「はい。!昨日1日寝たら元気有り余っちゃって・・・クッキーは笠松さんと、バスケ部の皆さんの分も一応持ってきました。やっぱりいらなかったですかね?」
笠松「いや・・・何つーか、こんなん貰った事ねぇから・・・正直どう反応したらいいのかわかんねー・・・けど、サンキューな」
笠松さんはいつも怒ってる事が多いけど、この時はくしゃっと顔を崩して笑った
少し顔を赤らめながら・・・
「いえ!これくらいお安い御用で・・・」黄瀬「ー!?こんなとこで何してるんスか!?笠松先輩も一緒で^^」
「涼太!!」
笠松「オゥ・・・ブレザー返しに来てもらったんだよ!お前こんなとこで何やってんだ?」
黄瀬「え?あぁ・・・チョット外の空気が吸いたくて・・・」
笠松「へぇ・・・」
・・・・全然涼太が近づいてくる足音聞こえなかったけど・・・私が気にしてなかっただけ?
そんなはずは・・・