第34章 鼻声。
★笠松幸男★
あぁー・・・・ブレザー無ぇんだったな・・・・
黄瀬「笠松せんぱーい!!」
笠松「あぁ?」
黄瀬「からっス!」
黄瀬はそう言って電話中の携帯を指さす
俺にってことか??
携帯を受け取った
笠松「おぅ!体調どうだ?」
『あ、おはようございます。体調は良くは無いですが大丈夫です。それより、笠松さん、昨日ブレザー借りたまんまで帰ってきちゃってスイマセン。今日、学校大丈夫ですか?』
よっぽっど気にしてんのか?すげー早口!しかも鼻声!!
笠松「おー、気にすんな。持たせたの俺だし。まぁチョットくれー大丈夫だよ!!」
『けど・・・・本当に迷惑かけてスイマセンでした。あの、ブレザー、あれならすぐ届けにいくんで!』
イラッ
笠松「病人がいちいちそんな事気にしてんじゃねー!!テメーは今日は一日大人しく寝てろ!!」
ったく。病人のくせに余計な心配ばっかしやがって!!
『っ!!はぃ!!』
けどまぁ、こいつってこんな性格なんだよな
笠松「まぁ、風邪治ったらブレザー頼むわ!!」
『はい!!あ、笠松さん、すぐ治して届けに行くので、連絡先だけ聞いといてもいいですか?』
そうだった。俺も昨日結局黄瀬に聞けなかったんだよな
ちょうどよかったか!!
笠松「あぁ、そうだな」
こいつと関わるようになってから・・・・・
黄瀬は少しづつ変わってきた
そんな黄瀬を見て周りの奴らも、黄瀬の事認めるようになってきた
海常は良いチームになる!
のおかげ・・・・・・・・・か。