第31章 言い訳。
「私も・・・・マイペースだけど、思ったことははっきり言えて、いつも優しく私に声をかけてくれて、凄く仲間想いなテツ君が・・・・大事だよ」
そう言うと、テツ君は優しく微笑んだ
黒子「ありがとうございます。さぁ、火神君も待たせてますからね・・・・・けど・・・凄く濡れちゃってますね。上だけでも、ジャージに変えたらどうですか?」
「けど、これテツ君のジャージだし、テツ君が風邪ひいちゃう!」
私にジャージを羽織ってくれたせいで、テツ君はTシャツ姿だった
黒子「僕は寒くないので大丈夫です。待ってるので、着替えてきて下さい」
「ありがとう。・・・じゃあお言葉に甘えます」
私は言われたように、上の服は脱いで、ジャージを着て前のチャックを上まで上げた
下着までぬれちゃってる・・・
「っくしゅっ!」
ちょっと体冷やしすぎちゃったかな
「お待たせ」
黒子「火神君を連れて早くあったかい所に行きましょう」
「・・・・うん」
テツ君は私の手を握って歩き出した
黒子「・・・・冷えてますね」
「・・・・テツ君はあったかいね」
テツ君の手のあったかさは心まであっためてくれた。