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いつも眠いのはキミのせい。

第4章 名前。


★火神大我★


監督と主将に言われた次の日から、黒子はこいつに話しかけるようになった。


俺はいつもそれを見ているだけだ。


俺がこいつに何て話しかけんだよーーー!!!


席は隣なんだからあいさつくらいはと思っても、こいつはいつもイヤホンをしてる。

黒子みたいにいちいちイヤホン外して挨拶なんて俺にはできねー。


まぁ、こんだけ黒子と話してんだから俺が話しかける必要なんてないかもな。


なんて考えながら隣のこいつに目をやると、不意にこっちを向いたこいつと目が合った。


・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・汗。


な、なんで目そらさねーんだよ。

いや、俺がそらせばいいのか!?どうすりゃいんだよ!!



黒子「火神くん。」


火神「あ゛ッ?!」ビビった


黒子「何さんのこと見つめてるんですか?」ムスッ


火神「ばっ!!見てねーよ!!ただ・・・・・チンチクリンな奴だと思って見てただけよ!!」


黒子「やっぱりさんの事、見てたんじゃないですか。」



はっ!!!つい余計な事言っちまった!!!



そう思ってそっとこいつの方に向き直ったら


「むぅ~~~だ!!」


つって、口を膨らませてた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・何ドキドキしてんだ俺??・・・・・。


こんなチンチクリンなんかに!?そうだ、思ってた反応と違ったからビビっただけだな。



ちらっとこいつの事を見ると、もう机に突っ伏して寝ていた。



この日喋れたのはそんだけだった・・・・。



まぁまた部活で喋ればいいか。



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