第27章 準決勝。
第二Qに入って、順くんはクラッチタイムに入った
日向「ガタガタうるせぇぞ茶坊主が。今からお前に先輩への口の聞き方教えてやるハゲ」
あのドSな津川君が順くんに怯んだ!凄い!!
感心していると
リコちゃんの隣で、心配そうな顔をしてる大我が目に入る
リコ「何を深刻な顔してんの!皆そんなヤワじゃないから大丈夫よ!!余計な心配してないで声出しなさい!」
二年生は凄いな。皆お互いの事を信用して信頼してる
順くんのアウトサイドシュート
水戸部先輩のフックシュート
俊くんのイーグルアイ
コガ先輩の全範囲から打てるシュート〔外したけど〕
土田先輩のリバウンド
・・・・・これが本来の誠凛のプレイ。
俊くんのイーグルアイ。予選前に少しだけ見たけど・・・
こうして実際試合で見るのは初めて・・・。
頭の中で視点を瞬時に変えられるんだよね?
自分にはどう頑張ったってできない。
物を色んな角度から見れるから常にコート全体が見えてる
俊くん・・・イーグルアイって凄いことだよ。
前に言ってた。PGとして、皆を活かせるように頑張らなきゃ!って。
大丈夫。皆、俊くんのおかげで自分のプレイできてるよ!ちゃんと活かせてる。
それでもやはり正邦も手強い。
何とか粘りついて
49対54
5点差か・・・まだまだ解らない。
あ!!ルーズボール!!
コガ先輩が取ろうとしてる!
っ!?
コガ「とぉ!ハッ!ん!?んぎゃ----」
リコ「小金井君!!」
「・・・・・コガ先輩?」
コガ先輩はルーズボールを取ろうとして、ベンチに突っ込み軽い脳震盪をおこしてしまった
コガ先輩が試合に出られなくなってしまったので、交代でテツ君が出ることになった。
大我が出たがってたけど、4ファウルだし・・・・
津川君に借りがあるからってワガママを言い出す
「大我ワガママ言っちゃだめだょ。」
黒子「・・・じゃあ津川君は僕が代わりに倒しときます」
火神「なぬっ!」
大我の言うことは聞かず、テツ君はコートへ入った
「大我は我慢してベンチ座りなよ。」
火神「ちっ!!なんだよクソッ!」
大我はまだ納得しない。