第27章 準決勝。
「油断は禁物、慢心など10年早い。毛ほども隙を作るな。まだ勝負は・・・」
リコ「始まったばかりよ!!!」
正邦の監督の声が聞こえくる。向こうも油断は全くしていなさそうだ。
リコ「攻める気持ちが大事よ!」
「「「「おう!!!」」」」
「第二Q始めます!」
皆頑張って!
・・・・さっき、順くんとリコちゃんの会話を聞いてしまった。
もう少ししたら大我とテツ君は交代になる。
2年生メンバーで、正邦に挑むんだ。
私たち一年生よりもズット、この試合にかける想いが強いのかもしれない。
この試合に勝って、秀徳との試合になったら、必ず大我とテツ君の力が必要になる。だから正邦との試合はこの二人を温存しておく必要もある。
先輩達なら大丈夫。勝てる。勝てる。
なんて考えてる間に、大我は4つ目のファウルをもらった
「・・・・ばか。」
黄瀬「バッカ・・・!!何やってんスかもー」
笠松「こりゃひっこめるしかねーな」
リコ「バッカたれ・・・!」はぁ
皆思ってる事は一緒だ。
リコ「交代お願いします」
まぁ・・・そうなるよね。
予定より交代がチョット早まっただけの話。
大我とテツ君は土田先輩とコガ先輩と交代になった
日向「まぁ心配すんな。正邦は俺たちが倒す」
心配そうな顔、しちゃってたのかな?
順くんは最後に私の頭をポンとしてコートに戻ってった