第27章 準決勝。
★★
とうとうこの日がやってきた。
「昨日は緊張してよく眠れた。」
火神「イヤそれいつもだろ!!」
黒子「火神君、さんへのツッコミうまくなってきましたね。」
リコ「さぁ!!UP行ってらっしゃい!!」
「「「ウッス」」」
皆、今日は特に緊張してるな・・・少し硬そう。
隣のコートでは、真太郎とカズ君のいる秀徳高校もUPをしてる
真太郎は私をチラッと見て直ぐに目を逸らした
そうだよね。だって今日は・・・
私たちは敵同士!!
でも先ずは、目の前の正邦が相手だ。
もうすぐ始まる・・・・・・・
私はいつも以上に緊張していた
準決勝。
三大王者。
先輩達のリベンジ戦。
会場の人の多さ。
聞こえる声の量。
私が直接試合をするわけじゃないけど、皆が今日まで頑張ってきたのは知っている。
皆は私を仲間だって思ってくれてる。私だって思ってる。
だから、彼らの緊張や勝ちたい想いは私も一緒。
私も、会場の人の多さや聞こえる声の量には負けない!
皆で一緒に勝利を勝ち取るの!!!