第26章 秘密の友達。
-2年前-
夏の日差しがきつくなり始めて、それと同じくらいに私も学校にあんまり行かなくなった。
家にズットいるのも退屈だけど、出かける場所もなくいつも家でダラダラと過ごしてた、昼寝をするとたまに昔の夢を見て泣く事もあった。
そんなとき、一本の電話がかかってきた
え?知らない番号・・・いたずらか何か?
出ようか迷ってたら電話は切れてしまった。
でも又すぐにかかってきて・・・・
-----pi------
『おい!!出んのおせーよ!!』
え!?誰?急にどなってきた!!
『おい!テメー聞いてんのか?!』
「えっ!」
『あぁ?誰だお前??』
「わ、私、相田ですけど・・・・」
『・・・・・・・・ワリー間違えたわ。』pi
ツーツーツー
何だったんだろう。
間違い電話だったんだよね。
あぁ~ビックリした
ビックリしすぎて泣いてた涙も止まった
----ブーブーブー------
え?又電話?!しかもさっきの人じゃん!
私は恐る恐る電話に出る
pi
「あの、又間違えてますよ」
『あ~さっきは悪かった。今度はお前に電話したんだよ』
「え、私?」
『お前さっき泣いてただろ』
「!?超能力とかですか?」
『はぁ?お前鼻声だったろ~が』
「・・・・・あぁ」
『何だよそのガッカリした感じは~せっかく電話してやったのによ~』
「あ、ごめんなさい!でもあなたからの電話でビックリして涙止まりました!」
『お~そりゃあ良かったじゃね~か!』
それから彼とは色々と話をした
最初は恐い人だと思ったけど、話しやすく、言葉はぶっきらぼうだけど優しい人だとわかった
「本当に今日はわざわざありがとう。心配してくれてありがとう」
『おぅ!じゃ~な」
pi
ツーツーツー
あ、名前聞かなかったな・・・
まぁいいか。もう話すことも無いんだから。