第25章 秘めた想い。
それから何度か、ちゃんを学校で見るようになった。
日向や相田と一緒にいたりすると、会釈をしてくれるようになった
日向はなんかちゃんのオヤジみたいで過保護だった
日向も好きな子にはこんな感じなんだなー。
そんなこんなで数ヶ月が経ち・・・
レベルの高い女子が入学したと噂されていた彼女には、違う噂が流れてはじめた
「あの子、凄い遠いトコまで話し声聞こえちゃうらしいよ?」
「可愛いけど・・・笑顔いつも引きつってない?私らの事見下してんだよ絶対!」
「いつも一人じゃん。友達いない彼女とかいくら可愛くても嫌じゃね?」
これは噂というより・・・陰口だ
そんな噂話がたっていても、ちゃんは何も気にする様子もなく
いつも一人で過ごしていた
そんな彼女をいつも日向は心配そうに見ていた
伊月「一人が好きだから一人でいるんじゃないの?」
日向「あいつはそんな強ぇやつじゃねーよ。泣き虫だしな・・・・」
彼女は学校では見せない顔を、日向には見せるんだな
二人がうまくいけばいいのにな
俺は心の底から二人の幸せを願った